BRAND COLUMN

ユリスナルダンの歴史

ブランドコラム 2021年03月08日

こんにちは、ブランド買取GRACE新潟スタッフ山崎です。

ブランド買取GRACE新潟は中央区美咲町で営業しております。

今回はユリスナルダンの代表的なモデルについてご紹介します。

【ユリスナルダンの歴史】

ユリス・ナルダンは1846年にスイス ル・ロックルにて創業された老舗ブランドです。
2021年で創業175周年。なお、多くのブランドが二度の世界大戦やクォーツショックによって休眠を余儀なくされる中、ユリスナルダンはブランドの歴史を紡ぎ続け、一度たりとも歩みを止めずに今日まで時計製造を行ってきました。
創業当初から航海用のマリンクロノメーターの開発に尽力し、その高精度製品は日本を含む各国の海軍や船会社で航海の重要な役割を担う存在となりました。ユリスナルダンのマリンクロノメーターの精度・性能は当時頭一つ抜きんでており、世界中の博覧会やコンテストで賞を獲得してきた背景も持ちます。とりわけ1878年にパリ万国博覧会で金賞を獲得しており、19世紀当時からのユリスナルダンの、時計製造技術力を垣間見ることができるでしょう。20世紀に入ってからは海軍向けに開発した「マリーン・デッキ・クロノメーター」が高い評価を集め、その名声を確固たるものとしました。
こういった歴史的背景から、今なおユリスナルダンはマリンクロノメーターのデザインをコンセプトにしているモデルが少なくありません。
しかしながら1970年に入るとクォーツショックによって一時は経営難に陥ります。これはユリスナルダンのみならず多くの機械式時計ブランドが直面した危機でした。休眠せざるをえないもの、クォーツ時計製造にシフトするもの…様々な悲喜こもごもが業界内にはありましたが、ユリスナルダンもまたそんなドラマの渦中におり、莫大な負債を抱えている状況でした。
しかしながら1985年、ロルフ・W・シュナイダー氏が経営に参画します。シュナイダー氏は高名なユリスナルダンの名を消してはいけないと考え、再建に打って出ることとなりました。
氏は「これまでにない時計を製造すること以外に、(ユリスナルダンを)復活させる術はない」と考え、今なお「最も複雑な機械式時計を生み出す」ことで高名な天才時計師ルードヴィッヒ・エクスリン氏とコラボレーションを果たします。そうして完成したのが「天文三部作」です。これは「アストロラビウム・ガリレオ ガリレイ」(1985年)「プラネタリウム コペルニクス」(1988年)「テリリウム・ヨハネス ケプラー」(1992年)の三種の超複雑機械式時計から構成されるユリスナルダン渾身の三部作。これらは簡単に言うと「天体」から着想を得た機構です。とりわけ第一作目の「アストロラビウム・ガリレオ ガリレイ」は天文時計(太陽や月,星座等を文字盤で視認できる時計のこと)をリューズ一つで操作できる驚くべき逸品で、ギネスブックに登録されており、かつその中でもきわめて複雑と言われています。この「天文三部作」によって再評価されたユリスナルダンは、以降、再び機械式時計界の風雲児として、その名を返り咲かせることとなりました。

今回はユリスナルダンの歴史について簡単にご紹介しました。

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