BRAND COLUMN

クリスチャン・ラクロワの歴史について

ブランドコラム 2021年06月07日

こんにちは、ブランド買取GRACE新潟スタッフ山崎です。

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今回はクリスチャン・ラクロワの歴史についてご紹介します。

【クリスチャン・ラクロワ】

 1987年のメゾン設立から20周年を迎えたクリスチャン・ラクロワの創作の歴史を探るエクスポジションが、装飾芸術美術館のモード&テキスタイル美術館にて開催されています。18世紀から今日までのモードの変遷を、ラクロワの視点を通して見つめる形の稀有な展示となっており、注目を集めています。
1951年、南仏の街アルルに生まれたラクロワは、非常に上品な着こなしを好むハイセンスな家庭に育ちました。美術やモードへの関心が高い家族の影響もあり、ラクロワは少年期より、バルセロナ、ヴェネツィア、ロンドンなど異国の地に憧れを抱いたり、美しい色彩に興味を持ったりしていました。1969年からモンペリエやパリで美術史を学び、美術館学芸員を目指しますが、やがてモード関係のジャーナリストに出会ったことがきっかけとなり、1981年にジャン・パトゥのメゾンに入りました。その瞬間から、”ラクロワ・モードの歴史” が始まったのです。
ラクロワのインスピレーションの源となってきたものは、故郷の南仏プロヴァンス地方を始め、カマルグ地方、セヴェンヌ地方、スペイン、ジプシー、闘牛などからイメージされる熱く強い色彩、そして、18世紀から20世紀までに渡り着用された民族衣装や伝統装束、また、おとぎ話の世界などです。ラクロワの象徴ともいえる、コントラストの強い異質のスタイルを大胆にミックスさせるクリエーションは、服に対する常識を超越し、時に非常に奇抜な作品群を提案し続けてきました。オートクチュール、プレタポルテ、オペラの舞台衣装、企業制服、さらにインテリアデザインや車両デザイン、イラストレーションなど、今やモードに制限されない幅広いジャンルで、ラクロワは輝き続けています。
今回のエクスポジションは、ラクロワのオートクチュールから80点と、美術館の膨大なコレクションの中から厳選された、総計400点余の作品から構成されています。<チェック> <ストライプ> <水玉模様> <花柄> <キルト> <ツイード織> <グラフィック> <市松模様>・・・などといったテクニックやテーマごとに、また、黒と白を含む様々な色ごとに細かく分類されました。各カテゴリーに寄せるラクロワの言葉は単なる解説ではなく、子どものころの小さな記憶や色に対する印象、芸術に向き合う姿勢など、多方面からの切り口となっています。かつて美術館学芸員を志した “美術史家” としての確かな知識とラクロワの主観が満ち、単なる回顧展に留まらない「空想美術館」ができあがっています。

今回はクリスチャン・ラクロワの歴史について簡単にご紹介しました。

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